風茶房 つのるなか

https://scrapbox.io/kazesabou/「細見綾子・沢木欣一 俳句アーカイブ」よろしくお願いします

いてふ落葉敷きつむ土の見えぬまで 細見綾子

いてふ落葉敷きつむ土の見えぬまで 細見綾子

いてふ落葉敷きつむ土の見えぬまで 細見綾子

平成5年の俳句です。

いてふ(銀杏、イチョウ)を主体的に詠んだことで不思議な世界が垣間見える俳句になっています。
確かに、銀杏の木自身が季節を感じて葉を落としているのですから、自然に葉が落ちると思うのは違うのかもしれません。

綾子はその様子を見ている傍観者のようですが、綾子と銀杏が一体化しているようにも思います。
銀杏落葉の下に身体が吸い込まれていく幻想を抱きました。