風茶房 つのるなか

https://scrapbox.io/kazesabou/「細見綾子・沢木欣一 俳句アーカイブ」よろしくお願いします

かはせみの青晩秋に見たるもの 細見綾子

かはせみの青晩秋に見たるもの 細見綾子

かはせみの青晩秋に見たるもの 細見綾子

昭和21年の俳句です。

秋といえば紅葉や黄葉の色を思い浮かべます。晩秋ならば枯れ色もあったでしょう。
そんな時期に翡翠カワセミ)を見て、季節に似合わない鮮やかな青色に、綾子は惹きつけられたのだと思います。「今、見た」という感動が伝わってきました。

いつもは見られない動物や植物や自然現象に出あえたとき、その幸運を喜び、心に深く刻むように印象を反芻することがあります。
そういう喜びは日常の憂さを取っ払ってくれます。
この俳句からは同じようなものを感じました。

現在、愛用のカメラはオーバーホール中ですが、カメラはなくてもお散歩&自然観察には出掛けております。散歩は健康のためだからです。
昨夕は、数百羽のハクセキレイがねぐらにしているクスノキに次々と戻ってくるところを見ていました。家から10分程度の場所です。
カメラがあると、つい撮ることに夢中になりますが、カメラがない分、心に刻み込めた気がして、撮影ばかりに気を取られていたことを反省したのでした。