風茶房 つのるなか

https://scrapbox.io/kazesabou/「細見綾子・沢木欣一 俳句アーカイブ」よろしくお願いします

豆粒のでで虫つのを動かせり 細見綾子

豆粒のでで虫つのを動かせり 細見綾子

豆粒のでで虫つのを動かせり 細見綾子

平成6年の俳句です。

でで虫(カタツムリ)は夏の季語ですが、句集の前後の俳句から秋に詠まれたようです。
全句集の季語索引で「蝸牛」の俳句は3句あって、他の2句は主季語が秋なので明確に秋の俳句ですし、綾子にとって、でで虫は秋のものだったのかもしれません。

しかし、この写真は綾子の住んだ武蔵野の家の庭で平成21年(2009年)6月に撮っています。
門柱からの石畳沿いに植えられた月桂樹に、でで虫はたくさんいました。

でで虫(カタツムリ)

透き通った殻が美しい小さな小さなでで虫を、長い時間、ずっと見ていたのは同じだと思うのです。