風茶房 つのるなか

https://scrapbox.io/kazesabou/「細見綾子・沢木欣一 俳句アーカイブ」よろしくお願いします

木蓮の一片を身の内に持つ 細見綾子

木蓮の一片を身の内に持つ 細見綾子

木蓮の一片を身の内に持つ 細見綾子

昭和25年の俳句です。

綾子が身ごもったときの俳句で当時43歳、そして6月に出産しました。
丈夫ではなかったけれど子供が欲しくて、不妊治療をした上での命がけの初産の高齢出産でした。
妊娠中を詠った俳句は全句集に5句あり、そのうちのひとつです。(ちなみに夫・欣一の妻妊娠中の俳句は全句集に2句ありました)

木蓮の花びらの一片を胎児に見立てた感性で、この俳句は高く評価されています。花びらの傷付きやすい木蓮からは「かけがえのない我が子」という気持ちが強く伝わってきます。

写真は10日前に撮りましたが、他の木蓮の俳句の写真も同時に撮っており、どちらを載せるか、つぼみで良いのかなどの迷いがあり遅くなりました。
この俳句が詠まれたのは4月のようですが、ご近所の木蓮はもう散り始めています。

 

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『細見綾子全句集』は、もう新品は手に入らないと思います。
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『 沢木欣一全句集』は、KADAKAWAでは売り切れですが、探せばまだ新品も買えるようです。綾子の全句集しか持っていない方は是非買ってくださいませ。
お墓の場所など、欣一全句集には書いてあります。

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