風茶房 つのるなか

https://scrapbox.io/kazesabou/「細見綾子・沢木欣一 俳句アーカイブ」よろしくお願いします

地を歩くときの楽しさ鴨の顔 沢木欣一

地を歩くときの楽しさ鴨の顔 沢木欣一

地を歩くときの楽しさ鴨の顔 沢木欣一

昭和55年の俳句で、「不忍池にて 四句」の前書があるうちの一句です。

私がよく散歩で見ているのは井の頭公園の鴨です。中でもカルガモは渡りをしない留鳥なので年中、観察できます。けれど、鴨は冬の季語なのですね。
一部の地域を除くと、日本で渡りをしない鴨はカルガモだけなので、冬越しのために渡ってくる種類の多さを考えると「鴨」は冬の季語であるべきなのでしょう。

カルガモが陸に上がるのを頻繁に見るようになったのは木の実が落ちる晩秋以降でした。みな、どんぐりを探して地上を歩きます。
楽しそうに見える、のではなく、本当に楽しいのはどんぐりを食べているときだと思いました。